ソードアート・オンライン

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ソードアート・オンライン

 

『ソードアート・オンライン』(Sword Art Online、略称:SAO)は、「川原礫」によるライトノベル、およびオンライン小説で、ゲームの世界に閉じ込められた人々の戦いを描いた近未来SFファンタジー作品。

イラストはabecが担当している。

 

ストーリー

「これは、ゲームであっても、遊びではない」――茅場晶彦 

 

2022年、とある大手電子機器メーカーが「ナーヴギア」という仮想空間への接続機器を開発したことで、世界は遂に完全なるバーチャルリアリティを実現させた。

主人公「キリト」はこのナーヴギアを使ったVRMMORPG『ソードアート・オンライン』のプレイヤーである。

運よくベータテスターに選ばれ正規版も購入したキリトは、ログイン後に出会ったクラインと共に、正規版SAOの世界を満喫していた。

しかしそんな感動も束の間、2人はログイン時には確かに可能だったログアウトができないことに気づく。

混乱の後、ゲーム開始地点の広場に転送された2人は、ログインした10,000人のプレイヤーと共にゲームマスターから恐るべき託宣を聞かされる。

SAOのゲームデザイナーである「茅場晶彦」の名を名乗ったその男は、淡々とデスゲームのチュートリアルを開始する。

曰く「ログアウトができないのは仕様であり、SAOの舞台『浮遊城アインクラッド』の最上部である第100層のボスを倒してゲームをクリアすることだけがこの世界から脱出する唯一の方法である」と。

そしてこのゲームで「死亡」したり、現実世界でナーヴギアを強制的に外したりすれば、そのナーヴギアから高出力マイクロ波を発せられ、脳を破壊されて実際に死ぬことになる」と・・・

2年後、アインクラッドの最前線は第74層。プレイヤーの数は、6,000人程にまで減っていた。

概要

元々は『第9回電撃ゲーム小説大賞』応募用に執筆された作品だったが、出来上がった初稿は応募規定枚数を大幅に超過しており、文章のどこをどう削れば良いのか解らなかったため応募を断念。

その後、「九里史生」名義で自身のウェブサイトにオンライン小説として掲載。

本編の連載は2008年7月まで続き、2004年頃には既にオンライン小説として高い評価と知名度を得ていた

2005年1月から、最長のエピソードとなった「アリシゼーション」の連載が開始。

この連載の気分転換に書かれた『アクセル・ワールド』が2008年に第15回電撃小説大賞の大賞を受賞した。

その際、本作を読んだ担当編集者の提案により電撃文庫から商業作品として刊行されることになった。

商業化にあたってウェブ版の内容・表現に大幅な加筆修正がなされ、著者のウェブサイトに掲載されていた本シリーズは商業化決定以降の連載を除き削除されている。

その経緯はサイト上の「お知らせ」によって知ることができる。

 

メディア展開

『電撃文庫MAGAZINE』2010年9月号(Vol.15)から、『中村貯子』作画による漫画版と、『南十字星』によるパロディ4コマ漫画「そーどあーと☆おんらいん。」の連載が開始。

また、2011年10月2日に行われた「電撃文庫 秋の祭典2011」ではアニメ化とゲーム化が発表され、2012年7月から同年12月までテレビアニメが放送された。

同アニメ作品は第12回東京アニメアワードにおいて、テレビ部門優秀作品賞と個人部門原作賞を受賞している。

2014年12月より、『時雨沢恵一』による スピンオフの「ソードアート・オンライン オルタナティブ ガンゲイル・オンライン」が刊行されている。

2015年10月に制作が発表され、『劇場版 ソードアート・オンライン -オーディナル・スケール-』のタイトルで、2017年2月18日に公開予定。

2016年8月2日(アメリカ合衆国・サンタモニカ現地時間)、ハリウッドでのテレビドラマ化が決定したことが報じられた。

その他にゲーム家庭用コンシューマーから「インフィニティ・モーメント」「ホロウ・フラグメント」「ロスト・ソング」「ホロウ・リアリゼーション」、アプリゲームは「SAO-LOG OUT-」「エンドワールド」「エンドワールド」「プログレス・リンク」「メモリー・デフラグ」などが制作、販売されている。

フィギュアも多数のメーカーから正規品はもちろん、くじや景品としてプライズフィギュアも多数作られており、そのクオリティの高さにファンを喜ばせている。

 

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